天満切子

天満切子

由来・特徴

天満切子(てんまきりこ)とは、大阪市北区の天満切子株式会社(切子工房RAU)で作られるカットグラス(切子)であり、 美術的工芸品として評価されています。
大阪市北区にある大阪天満宮の正門脇に「ガラス発祥の地」の碑があり、江戸時代には長崎のガラス商人である播磨屋久兵衛がガラス製法を学び、 大阪に持ち込み天満宮付近で製作を始めたとされます。

「江戸切子」や「薩摩切子」では主にV字形の刃を用いたシャープで規則的な模様で知られますが、 「天満切子」はU字形の刃で削り(蒲鉾彫り)、手磨きと呼ばれる手間の掛かるつや出しをすることで柔らかな表情と、 手になじむ角のないカッティングなど、モダンでシンプル且つ美しい仕上がりが特徴となります。また、グラスの底に刻んだ模様が側面に映り込むようにカッティングされ、 お酒を注ぐと光の屈折で底から徐々に模様が現れて万華鏡のように輝きます。

天満切子は職人の手仕事により作られ、優れた工芸品として鑑賞に優れるだけでなく、 使う事の楽しさを感じる「用の美」を兼ね備えています。

会員概要

会員企業

天満切子株式会社
〒530-0035
大阪市北区同心1-11-8
TEL:06-6357-9362
HP: https://temmakiriko.com/
ショップサイト:https://temmakiriko-shop.com/

創業:1933年(昭和8年)
代表:代表取締役  宇良 孝次


主な実績

2018年 2025大阪万博 誘致の贈答品として天満切子が送られる
2019年 G20大阪サミットで各国首脳へ天満切子が贈答される