堺五月鯉幟

堺五月鯉幟

由来・特徴

明治初期、名古屋の紙鯉をヒントに大阪でイカ(和凧)職人に手描きによる鯉のぼりを作らせたのが堺五月鯉幟(こいのぼり)の始まりです。 その後、関西鯉の特徴と言える鯉本来の姿形を取り入れた鯉幟は、広く関西に知れ渡ることとなりました。

堺五月鯉幟では、鯉に金太郎がまたがった意匠と立体構造が特徴となります。 太くつくられたお腹が風を受けて大きくふくらむことでより本物に近い形となります。 数十種類の刷毛と筆、選りすぐりの顔料を使い、下書きなしで描かれる鯉のぼりは、繊細なぼかしと鱗の力強い輪郭など手書きにより生み出され、 今日にも引継がれる特徴です。

会員概要

産地組合

堺五月鯉幟「高儀」
〒592-8341
堺市西区浜寺船尾町東3-413
TEL:072-263-2205
HP: https://www.may5day.jp/
代表:高田 武史

1986 大阪府知事指定伝統的工芸品の指定を受ける
1994 ニュージーランド・ウエリントン市にて実演
1998 「堺まちかどミュージアム」指定

伝統工芸士

大阪府伝統工芸士 髙田武史

受賞

産業文化大阪府知事表彰、功労者大阪府知事表彰、大阪府知事賞受賞、大阪工芸会会長賞受賞等数々受賞